鏡餅の形の意味
鏡餅はなぜ二段なのか、なぜあのような飾りがついているのか、
気になったことはありませんか?
鏡餅についての不思議について調べてみました。
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鏡餅に飾るゆずりはの意味
鏡餅と一緒に飾る物で、葉っぱのようなものがありますよね。
あれはゆずりはという植物の葉っぱで、新しい芽が出てくるまで古い葉が落ちないそうです。
これが親から子へ受け継ぐという意味になり、鏡餅に飾りつけられる物になったそうです。
鏡餅の形の意味
鏡餅の形についてもきちんと意味があります。
丸い形は家庭円満を表しているということと、
鏡には神様が宿るとされていてその鏡の丸が起源だと言われています。
なぜ2つ重なっているのかについては新しく年を重ねるという意味で新年にぴったりですね。
また、鏡餅は昔は歯固めの餅と言われていて、
歯を丈夫にすると長生きできると考えられていたため固いおもちを食べて歯を鍛えるという意味があったようです。
今でも長生きするために歯を大切にしましょう、
と言いますので、昔からこの考え方は変わっていないのですね。
鏡餅を飾る意味
鏡餅をどうして飾るのかについては、年神様が鏡餅に憑いて魂を分けてくださり
その魂を鏡餅を鏡開きして食べる事で食べた人へ年神様の魂を分けていただくという意味があります。
鏡餅によって一年分の魂を分けていただくということですから、毎年欠かさずに鏡餅を飾りたいですね。
餅つきを避ける日
もし鏡餅を自分でおもちをついて作る場合には、
12月29日におもちをつくのは良くないと言われているので、ご注意くださいね。
29日についた餅は苦餅になると言われて縁起が良くないと言われているので、この日は避けて餅つきをするようにしたいですね。(地域によっては福餅になると言われている地域もあるようですが、一般的にはあまり好まれないようです。)
正月飾りも29日に飾るのは良くないと言われていますので、苦餅の方が一般的かもしれませんね。
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鏡餅とお年玉の関係
鏡餅とお年玉にも深い関係があります。
現在のお年玉の意味は大人が子どもにお年玉をあげる事ですが、
昔の意味は鏡餅に年神様の魂が入った物を一家の長がみんなに分けていくのが由来でした。
この時分けてもらったお餅をお雑煮やぜんざいにしていただいて年神さまの魂をいただいていたのです。
鏡餅の上の果物はみかんじゃない?
これがだんだんと変化していき、今のお年玉の形になったということです。
お年玉がお金をあげる事になったのは意外にもつい最近のことだったのです。
鏡餅の上に乗っかっている果物ってみかんだと思っていませんか?
実はあれはみかんではないのです。橙が乗っかっているのが本当の形です。
橙は実ができても取らずにそのままおいておいても実が落ちる事がない、
またさらにそのまましておくと冬になるとまた熟す前の
緑の実に戻っていくということが代々につながるとされ、縁起物とされていました。
鏡餅の上の果物が本当はみかんではない、というのは意外でした。
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